ステンドグラスについて

ステンドグラスの歴史

ヨーロッパが発祥の地と思われがちなガラスやステンドグラスの歴史は、大聖堂建設が盛んだった中世よりはるか昔、ガラスの原料となる素材と古代からの歴史を持つシリア方面から伝わってきたと言われています。

 

教会でよく見られる硝子に色を焼き付けられて作られる宗教画などのイメージが一般的ですが、19世紀のアールヌーボの流れと共に教会の為のステンドグラスとは別に「建築」の装飾としての役割のもの、芸術家の表現手段の一つとして用いられるものなど様々な分野に広がっていきました。

アメリカのティファニーランプも有名ですが、身近にステンドグラスが世界的に広まった先駆けと言えます。

ガラスについて

歴史背景より、ステンドグラスに使用される硝子を作っている主なガラスメーカーは、フランスやドイツなどのヨーロッパ地域とアメリカ(シアトル、サンフランシスコなど)があり、種類は膨大な数があります。

 

各社、各種類ガラスにはランク分けがされてあり、価格も違います。特にアンティークガラス(昔からの技法で作られている)は価格も高いです。日本では建築用硝子はありますが、殆どの色板ガラスは専門商社によって輸入されています。

そして、残念な事ですが、現在では有名ガラスメーカーも倒産したり、各社ステンド用ガラス製造を中止・縮小したりと存在する色板ガラスの種類は減ってきています。


ガラス工芸について

ガラス工芸分野では、ステンドグラスはガラスをカットしてケイム(鉛線)やハンダでつなぎとめ形成します。熱を加えないため、コールドグラスに分類され、バーナーワーク(トンボ玉など)、フュージング、吹きガラスなどはホットグラスに分類されます。

現在ではこれらをミックスさせたり、また他の技法や素材を組み合わせた作品も多くあります。



ステンドグラスリエンテでは

作品の特徴

アンティークガラスや機械焼きガラス、模様が面白い型板クリア硝子(商業用建築用など)を使い、素材の持つ特徴(透過性や各ガラスが持つ発色や柄)の思いもよらなかった組み合わせの面白さを含めた、楽しめる日常品としての作品を目指しています。

 

硝子が変われば全然表情も違って見えます。

ひとつひとつが手作業で時間もかかりますが だからこそ出来ること、一点ものを意識しながら制作しています。

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